Point
・しいたけ皮膚炎とは生やしっかり加熱されていないしいたけを食べて出る皮膚の赤み
・ムチでたたかれたような線状の紅斑が出る
・基本は1,2週間で自然に消えるが、内服や外用で早く治してあげましょう
しいたけ皮膚炎とは?
しいたけ皮膚炎は、生または加熱が不十分なしいたけを食べたあとに起こる、少し特徴的な皮膚炎です。原因は、しいたけに含まれる「レンチナン」という成分と考えられています。いわゆる“アレルギー”とは少し違い、免疫の反応で出てくる皮膚の症状です。なので、検査などでアレルギーを調べても陰性になります。
食べてから1〜3日ほどで、体や腕、足などに赤い発疹が出てきます。その形が、まるで鞭で打たれたように細長く線状になるのが特徴です。かゆみを伴うことが多く、「急に体に線がたくさん出てきた」と驚いて受診される方も少なくありません。
画像出典:61cygni, Shiitake mushroom dermatitis, Wikimedia Commons
Licensed under CC BY-SA 4.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Shiitake_mushroom_dermatitis.jpg
https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/
なぜ起こるの?
レンチナンは熱に弱い成分です。そのため、半生や軽く火を通しただけのしいたけを食べた場合に起こりやすいといわれています。しっかり加熱すれば発症リスクは下がります。
経過と治療
多くの場合、1〜2週間ほどで自然に落ち着いていきます。かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬や外用の塗り薬(ステロイド)を使用します。
見た目がインパクトのある発疹ですが、重い後遺症を残す病気ではありません。原因に気づかず不安になる方も多いですが、食事内容がヒントになることが多い皮膚炎です。
「昨日、しいたけ食べたかも…」と思い当たることがあれば、診察時にぜひお伝えください。