Point
① 皮膚や粘膜にみられる正常な皮脂腺の変化
② 病気でも性感染症でもない
③ 治療は基本的に不要
Fordyce状態とは?
Fordyce(フォアダイス)状態とは、本来毛穴に付随している皮脂腺が、単独で目立って見える状態を指します。
小さな白色〜黄白色のぶつぶつとして見え、数ミリ程度の大きさです。
よくみられる部位は、
・唇の内側
・口腔粘膜
・陰茎
・陰唇
などです。写真は興味がある人はご自身で調べてみてください。
なぜできるの?
皮脂腺は本来、毛穴にくっついて存在しています。
しかし粘膜や陰部など、毛穴の構造が特殊な部位では、皮脂腺が独立して目立つことがあります。
思春期以降、皮脂分泌が活発になることで目立ちやすくなります。
つまり、**生理的な変化(正常の範囲)**です。
性感染症ではないの?
よく心配されますが、
・性感染症ではありません
・他人にうつりません
・悪性化もしません
医学的には「正常変異」に分類されます。
治療は必要?
基本的には治療は不要です。
見た目が気になる場合には、
・炭酸ガスレーザー
・電気焼灼
などが行われることもありますが、保険適用外になることが多いです。
鑑別が必要なもの
見た目が似ている疾患として、
・尖圭コンジローマ
・脂腺増殖
・伝染性軟属腫
などがあります。
急に増えた、形が変わった、出血する、といった場合は皮膚科での確認が必要です。
まとめ
・Fordyce状態は正常な皮脂腺の変化
・性感染症ではない
・基本的に治療は不要
気になる場合は、一度診察で確認すると安心できます。