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① 皮膚にゆっくり進行するT細胞リンパ腫(皮膚の悪性リンパ腫の一種)
② 初期は湿疹や乾癬と区別がつきにくい
③ 早期発見・継続治療で長期コントロールが可能
菌状息肉症とは?
菌状息肉症は、皮膚に発症する悪性リンパ腫(皮膚T細胞リンパ腫)の一種です。
名前に「菌」とつきますが、細菌などの感染症ではありません。
皮膚の中のTリンパ球という免疫細胞が異常に増殖することで起こります。
進行は比較的ゆっくりで、長い経過をとることが多いのが特徴です。
どんな症状が出る?
初期は、
・湿疹のような赤い斑
・薄い色素沈着
・軽いかゆみ
といった、よくある皮膚炎と区別がつきにくい症状から始まります。
進行すると、
・やや盛り上がった局面
・しこり(腫瘤)
・潰瘍
が出現することがあります。
病期は大きく
① 斑状期
② 局面期
③ 腫瘤期
に分かれます。
なぜ起こる?
はっきりした原因はわかっていません。
ウイルスや遺伝、慢性的な免疫刺激などが研究されていますが、確立した原因はありません。
診断は?
診断には皮膚生検(皮膚の一部を採取して顕微鏡で調べる)が必要です。
初期は組織像も非特異的なことがあり、複数回の生検が必要になる場合もあります。
治療は?
病期によって異なります。
初期では、
・ステロイド外用
・紫外線療法(ナローバンドUVB、PUVA)
・ビタミンA誘導体の内服
などが中心です。
進行例では、
・分子標的治療
・全身療法 が検討されます。
予後は?
早期の段階では比較的ゆっくり進行し、長期間コントロール可能なことが多いです。
ただし進行例では全身病変に至ることもあるため、定期的なフォローが重要です。
受診の目安
・長期間治らない湿疹
・左右非対称の慢性紅斑
・治療に反応しない皮疹
このような場合は専門医の評価が必要になりますので、ぜひご来院なさってください。