Point

① 抗てんかん薬や高尿酸血症の薬を飲んで2週間以上経ってから発症した全身の皮疹

②高熱と全身症状を伴い、命に関わることも

③内服歴をはっきりとさせ、薬剤の中止と入院加療が重要


DIHS(Drug-Induced Hypersensitivity Syndrome)は、薬が原因で起こる重症の薬疹の一つです。特徴は、薬のアレルギー反応により、体の免疫が大きく崩れてしまい、HHV-6というヘルペスウイルスが大暴れしてしまい、全身の臓器にダメージを受けてしまいます。特に肝臓への影響が問題になることが多く、注意が必要な病気です。


多くは薬を開始してから 2〜6週間後 と、普通の薬のアレルギーより遅れて発症します。

主な症状は、
・38℃以上の高熱
・全身に広がる赤い発疹
・強い倦怠感

血液検査では、
・好酸球増多
・肝機能障害

がみられることが多いです。
また、経過中にヘルペスウイルス(特にHHV-6)が再活性化することが知られており、これが症状の遷延や悪化に関与すると考えられています。


およそ 5〜10% と報告されています。
主な死因は重度の肝不全です。

適切な治療が遅れると重篤化する可能性があります。


代表的な原因薬剤は、
・抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)
・アロプリノール
・サラゾスルファピリジン
・ミノサイクリン

などです。
特徴は「飲み始めてすぐではなく、数週間たってから発症する」点です。


新しい薬を開始して数週間後に、
✔ 高熱が続く
✔ 顔がむくんでくる
✔ 全身に赤い発疹が広がる
✔ 強いだるさがある

といった症状があれば、早めに医療機関を受診してください。

単なる発疹と思って放置しないことが重要です。


原因薬の中止が最優先です。
多くの場合、全身管理のため入院が必要になります。
炎症を抑えるために、ステロイドの内服治療を行うことが一般的です。
症状はゆっくり改善していきますが、再燃することもあるため慎重な経過観察が必要です。



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