まとめ

•どんな検査?

ドロップスクリーンは病気そのものではなく、花粉症やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどが疑われる際に、原因となるアレルゲンを調べるための血液検査です。


•検査の方法

指先から少量の血液を採取し、多数のアレルゲンに対する特異的IgE抗体を同時に測定します。診断は検査結果だけではなく、症状や診察所見と合わせて総合的に判断します。


•治療への活用

検査結果をもとに、生活環境の改善、原因アレルゲンの回避、内服薬や外用薬など、その方に合った治療方針を決定します。


•検査結果に対しての注意点

検査結果だけで自己判断し、食べ物を除去したり生活を大きく変えたりすることはおすすめできません。必ず医師と相談しながら対策を進めましょう。


•通常採血に比べてのメリット

指先からの少量採血で検査できるため、小さなお子さまや採血が苦手な方にも受けていただきやすい検査です。

1、ドロップスクリーンとは

ドロップスクリーンは、指先から少量の血液を採取するだけで、41種類と多数のアレルゲンに対するIgE抗体を同時に調べられるアレルギー検査です。

一般的な採血のように腕から多くの血液を採る必要がなく、小さなお子さまや採血が苦手な方でも比較的負担が少なく受けられることが特徴です。

花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなど、さまざまなアレルギー疾患が疑われる際に役立つ検査であり、原因を探るための大切な手がかりになります。

なお、ドロップスクリーンは「何に反応しやすい体質か」を調べる検査であり、検査結果だけでアレルギー症状出現の有無を決めるものではありません。症状や生活状況を踏まえて総合的に判断することが重要です。

2、どのような方におすすめですか?

次のような方は、ドロップスクリーンが役立つことがあります。

• 春になるとくしゃみや鼻水、目のかゆみが毎年続く方

• アトピー性皮膚炎があり、アレルギーとの関係が気になる方

• 湿疹のある乳児で、食物アレルギーが心配な方

• 犬や猫などのペットアレルギーが気になる方

• ダニやハウスダストへの反応を調べたい方

• 複数のアレルギーを一度に調べたい方

原因となる可能性のあるアレルゲンが分かれば、生活環境の見直しや治療方針を立てやすくなります。

3、ドロップスクリーンの特徴

ドロップスクリーンには、従来の血液検査にはない多くのメリットがあります。

まず、指先から少量の血液で検査できるため、腕からの採血が難しい乳幼児や、小さなお子さまでも受けやすいことが特徴です。

また、一度の検査で花粉、ダニ、ハウスダスト、動物、カビ、食物など多数のアレルゲン39種類を同時に測定できます。

さらに、検査して結果が出るまでの時間が30分と比較的短く、当日に結果をご説明できる場合もあります。混雑状況によっては後日の説明となることがありますが、従来の外部検査機関へ提出する検査と比べると、結果を早く確認できることが大きな利点です。

アレルギー疾患が疑われる場合には保険診療で実施できます。

4、検査で調べられる主なアレルゲン

ドロップスクリーンでは、日常生活で接することの多い代表的なアレルゲン39種類に対する特異的IgE抗体を調べることができます。

例えば、

• スギ、ヒノキ、ハンノキなどの花粉

• ダニ、ハウス

• 犬、猫

• カビ

• 卵、牛乳、小麦、大豆、ピーナッツなどの食物

などが含まれます。

5、検査を受ける流れ

WEBより、診察の予約をおとりください。

その後、医師が症状や経過を確認し、検査が適切と判断した場合には、そのまま指先から少量の血液を採取します。

検査終了後は院内で測定を行い、当日に結果をご説明できる場合があります。混雑状況などによっては、後日の説明となることがあります。

6、よくある質問(Q&A)

Q. 何歳から受けられますか?

A. 年齢による明確な制限はありません。離乳開始の6か月児でも検査は可能ですが、検査が必要かどうかは症状や経過を踏まえて医師が判断します。


Q. 花粉症ではない人でも陽性になることがありますか?

A. はい。IgE抗体が陽性でも症状がなければ、治療や生活制限が必要ないことも少なくありません。検査結果だけではなく、症状との一致が重要です。


Q. 検査結果が陰性ならアレルギーではありませんか?

A. 必ずしもそうとは限りません。検査では検出できないアレルギーや、IgEが関与しないタイプのアレルギーもあるため、症状によっては追加の検査や経過観察が必要になることがあります。


Q. 結果が食物アレルギー陽性なら、離乳期にその食べ物は食べてはいけませんか?

A. いいえ。血液検査は参考であり、「食べると必ず症状が出る」ことを意味するわけではありません。陽性でも慎重に少量ずつ食べて行けることも数多くあります。自己判断で除去せず、医師と相談しましょう。


Q. 薬を飲んでいても検査できますか?

A. 抗ヒスタミン薬やアレルギー薬を内服していても、血液検査の結果には通常ほとんど影響しません。


Q. 一度検査すれば一生有効ですか

A. いいえ。小児では成長とともにアレルギーの状態が短期間で変化することがよくあります。また、新たなアレルゲンに反応するようになることもあります。必要に応じて再検査をご提案することがあります。


Q. ドロップスクリーンと通常の血液検査はどちらが優れていますか?

A. どちらが優れているというわけではありません。ドロップスクリーンは少量採血で多数のアレルゲンを短時間で調べられることが大きな特徴です。一方、ドロップスクリーンでは測定できないアレルゲンを調べたい場合には、通常の血液検査をおすすめすることがあります。





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