GLP-1ってなに?どうしてダイエットに使うの?
GLP-1は、もともとは糖尿病の血糖コントロールに使われているお薬ですが、実は「自然に食欲を抑える」「少ない食事でも満足感を出す」という作用があることがわかっています!そのため最近では、医師の管理のもとで行うメディカルダイエットとしても大人気!「無理な食事制限ナシ」でダイエットをサポートできる、新しい選択肢です!
GLP-1ってどうやって体に効くの?
食事をすると、小腸から「インクレチン」というホルモン(GLP-1やGIP)が出ます。このホルモンが、膵臓に「インスリン出してね!」とサインを送り、血糖を下げるサポートをしてくれます。でも、GLP-1のすごいところはそれだけじゃありません!
- 血糖値が高いときだけ働くので、低血糖を起こしにくい!
 - 脳の満腹中枢に直接働きかけて、「もう満腹!」と感じさせる!
 - 胃の動きをゆっくりにして、食べたものが長くお腹にとどまる!
 - 脂肪の燃焼をサポートする細胞(褐色脂肪細胞)を活性化!
 
つまり、GLP-1を使うと・・・
- 食欲が自然に落ちる
 - 少ない量で満足できる
 - 基礎代謝もサポートされる
 
という「ダイエットに嬉しいトリプル効果」が期待できるのです!
【GLP-1ダイエット】副作用と低血糖への対策
GLP-1薬の副作用について
GLP-1薬は、体に優しく自然に働きかける薬ですが、体が慣れるまでにいくつかの副作用が出ることがあります。
よくある副作用はこちら⇓
- 少しの吐き気
 - 軽い下痢や便秘
 - 胃のムカムカ
 - 食欲が落ちすぎる感じ
 - 低血糖※
 
マンジャロを処方する場合は、最初は少ない量から始めて、少しずつ増量するので、体が慣れやすく、無理なく続けられるように設計されています!
まれな重い副作用についても知っておきましょう
まれですが、以下の症状が出たらすぐに医師に相談してください!
- 強いお腹の痛み(急性膵炎のサイン)
 - 黄疸(皮膚や白目が黄色っぽくなる)(肝機能異常のサイン)
 - 強いむくみや尿量の減少(腎機能障害のサイン)
 - 呼吸困難、発疹(アナフィラキシーのサイン)
 
体が「いつもと違う」と感じたら、自己判断せずクリニックへご連絡を!
低血糖になったらどうする?
GLP-1薬単独では、重い低血糖はめったに起こりませんが、「食事を抜いた」「激しい運動をした」「他の糖尿病薬を併用している」場合には注意が必要です。
【低血糖のサイン】
- フラフラする
 - 手が震える
 - 急に汗をかく
 - お腹がすごくすく
 - ドキドキする
 
【対応マニュアル】⇒変だなと思ったら、すぐ対応してください!!
- すぐ座るか横になる(転倒防止!)
 - すぐ糖分をとる(ブドウ糖タブレット数個やジュース1本など)
 - 15分待って、症状が良くなったか確認
 - まだ治らないならもう一度糖分補給!重症感あればすぐ救急要請(119番)
 
ブドウ糖は10-15g。砂糖なら20g(大さじ2杯)。ジュースはエナジージュース、炭酸系、フルーツジュースが◎。人工甘味料やスポーツドリンクは✕。
外出時の持ち物リスト
- 小さめのジュースパック
 - スティックシュガー
 
当院の取り扱いと料金目安(税込)
| 薬剤 | 価格(1か月分) | 
| マンジャロ2.5mg(4本) | 22,000円 | 
| マンジャロ5.0mg(4本) | 35,200円 | 
| マンジャロ7.5㎎(4本) | 49,500円 | 
※別途、検査代(採血)3,300円(税込)が発生します。
 初回、1か月目、以降3か月毎。
※診察料は無料ですが、処方が無い場合は1,000円いただきます。
マンジャロの使い方(とっても簡単!!)
- 週に1回だけ!
 - お腹や太ももにちょこんと自己注射するだけ!
 
※注射はペン型で、痛みが少ない設計になっています。
※看護師や医師がしっかり使い方をサポートするので安心してください!
スタートのしかたと進め方
- 最初は少ない量(2.5mg)から始めます。
 - 体に慣れてきたら、4週間以上空けて少しずつ量を増やしていきます。
 
2.5mg → 5mg →・・・
※ 最大15mgまでですが、当院はなるべく少量投与を心がけています。
※無理に増やさず、体調を見ながら調整しますのでご安心を!
注射する時の注意
- 毎週同じ曜日・同じ時間ごろに打つようにしましょう!
 - 最初は、軽い吐き気や胃のムカムカを感じることがありますが、多くの場合自然に治まります。
 - もし体調がつらいときは、無理せずすぐ医師に相談してくださいね!
 
もしマンジャロを打ち忘れたら?
- 【Step 1】打ち忘れに気づいたら、最後に打った日から何時間たったかチェック!
 - 【Step 2】次の行動は?
 
| 経過時間 | 対応方法 | 
| 72時間未満(3日未満) | ➔ すぐに注射する! | 
| 72時間以上(3日以上経過) | ➔ 今回は打たず、次の予定日に通常通り打つ! | 
- 【Step 3】次回からはまたいつもの曜日に戻してOKです!
 
GLP-1治療を受けられない場合について
当院でGLP-1薬を処方できない方
- 体重が標準以下の方(痩せ型の方)
 - 摂食障害(過食症・拒食症など)のある方
 - 現在、糖尿病の治療を受けている方
 - 妊娠中または授乳中の方
 - 過去に膵炎を起こしたことがある方
 - ご本人またはご家族に、甲状腺がんの既往がある方
 - MEN2(多発性内分泌腫瘍症2型)と診断された方
 - 重い胃腸障害(強い吐き気、嘔吐、ひどい下痢など)がある方
 - GLP-1製剤でアナフィラキシー(重いアレルギー反応)を起こしたことがある方
 - 重度の腎機能障害がある方(例:腎不全など)
 
GLP1ダイエット よくある質問(Q&A)
注射って痛いですか?
A.マンジャロなどの注射はペン型で針がすごく細いので、「チクッとするかな?」くらいの感覚です。不安な方は、打ち方のコツもしっかりサポートしますのでご安心ください。
すぐに体重は落ちますか?
A.GLP-1薬は、急激な体重減少を狙うものではありません。食欲を抑えることで、じわじわ無理なく落としていくイメージです! 運動も併用してリバウンドしにくい体づくりを目指しましょう!
食事制限や運動は必要ですか?
A.GLP-1は食欲を自然に抑えるので、「気づいたら食事量が減っていた!」という方も多いです。しかし、安心して好きなだけ食べていては全くダイエット効果はでません。無理な制限は不要ですが、バランスの良い食事と軽い運動をプラスすると、さらに効果UP!
副作用が心配です…
A.最初のうちは、軽い吐き気やお腹の不快感が出ることがありますが、自然回復することが多いと思われます。症状がつらいときは、すぐにご相談くださいね。
副作用を最小限にするために、量を調整しながら進めます!なお、低血糖症状、強い腹痛などの場合は、すぐご相談ください。
保険は使えますか?
A.当院でのGLP-1ダイエット治療は自由診療(保険適応外)となります。ただし、費用や治療の流れは事前にしっかり説明し、ご納得いただいた上でスタートしますので安心してください!(※高度な肥満症など、厳しい条件を満たす場合は、保険適応が可能な施設もありますが、当院では自由診療のみです)
途中でやめたくなったら?
A.もちろん途中で中止することも可能です。あなたのペースを最優先!無理な継続をお願いすることはありませんので、不安なことはいつでも相談してください。
最後に:一歩を踏み出すあなたへ
ダイエットって、「頑張らないといけない」「苦しいことを我慢しないといけない」そんなイメージがありませんか?でもGLP-1メディカルダイエットは違います。あなた自身の力を引き出しながら、自然と食事量が減り、体が軽くなり、「無理なく続けられる新しいダイエット」なんです。
- 医師がそばでサポートしながら
 - あなたのペースで無理なく
 
進めていけるから、ご安心ください。
「私でもできるかも!」そんな気持ちが少しでも湧いたら、ぜひ一度ご相談にいらしてください!
あなたの「変わりたい」を、私たちは全力で応援します!!
未承認医薬品等(異なる目的での使用)当院では、マンジャロを用いた肥満治療を行っています。これらの薬剤は、医薬品医療機器等法において2型糖尿病の治療薬として承認されておりますが、肥満症の治療目的での使用については国内未承認となります。
・入手経路:当院で使用している薬剤は、国内の医薬品卸業者を通じて、国内で承認されている正規流通品を仕入れています。
・国内における承認医薬品の有無肥満治療を効能・効果として国内で承認されているGLP-1受容体作動薬には「ウゴービ」、GIP/GLP-1作動薬には「ゼップバウンド」があります。リベルサスは、2型糖尿病を効能・効果として承認されていますが、当院での使用目的(肥満治療)および使用方法は、承認内容とは異なります。諸外国における安全性等に関する情報GLP-1受容体作動薬は、アメリカ食品医薬品局(FDA)において、肥満症治療薬としても承認され、安全性や有効性に関する情報が蓄積されています。
・リスク・副作用についてGLP-1受容体作動薬には、以下のような副作用が報告されています。悪心、嘔吐、下痢、便秘、食欲不振、低血糖、急性膵炎また、ごくまれに重篤な副作用が発生する可能性もあります。治療にあたっては、これらのリスクを十分ご理解いただいた上で、医師の指導のもとに使用していただきます。
・自由診療・費用について:当院で行う肥満治療におけるGLP-1受容体作動薬の使用は自由診療(保険適用外)となり、治療費は全額自己負担となります。