AGAとは男性の薄毛のことです

AGA

久しぶりに昔の知人に会ったとき、「知人の髪の毛が薄くなったなあ」と感じることはありませんか?AGAとは成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、薄くなっていきます。

AGAは進行性です

AGAは進行性で早いと10代後半から発生することもあります。なるべく早期の治療が望ましいです。

AGAの原因は元気な毛が少なくなるから

一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。頭髪は成長期、退行期、休止期の3つのサイクルがあり、このサイクルを繰り返しています。元気な毛(成長期)の時期が通常2~6年のところ、AGAでは数か月から1年に短縮します。この結果、元気な毛が少なくなり、薄毛になってゆきます。

AGAの特効薬のプロペシア

AGAの特効薬であるプロペシア(フィナステリド)が2005年に発売されました。医療機関でしか処方できない内服薬です。プロペシア(フィナステリド)はDHTというAGAの原因物質の一つを抑える働きをして効果を発揮します。

プロペシアの有効率は3年間で98%!

プロペシアの男性型薄毛(AGA)に対する効果は大変優れています。

内服1年後

  • 増えている 58.3%
  • 減少が止まった 40.2%
  • やや減少した 1.5%

内服3年後

  • 増えている 77.8%
  • 減少が止まった 20.2%
  • やや減少した 2%

(MSD社より資料転記)

プロペシア(フィナステリド)を内服中の方で、「本当に効果があがっているのかなあ」とおっしゃられた際に、以前の写真と比べていただくことがありますが「前はこんなに薄かったのか!」とびっくりされることもあります。プロペシア(フィナステリド)は内服を始めてから3~6カ月以上しないと実感できませんので、長く飲むとよく効く薬とお考えください。なのです。また個人差もあります。また効果が少ない方でも現状維持はできていることがほとんどです。

副作用はほとんどなく、安全性が高いプロペシア

プロペシア(フィナステリド)の副作用として、まれに胃の不快感、肝機能異常、性欲減退、勃起障害の可能性がありますが、実際にはあまり問題にはならないようです。妊娠にも影響はあたえないと言われています。

新しいAGAの薬、ザガーロの出現

2016年6月よりAGAの新薬「ザガーロ」が処方できるようになりました。プロペシア(フィナステリド)より発毛スピードが早く、また発毛効果が勝ると言われており期待が集まっています。

以下の患者様に適しています。

  • プロペシア(フィナステリド)では十分な効果が得られなった患者様。
  • 早く発毛効果を得られたい患者様。

費用(価格)と受診の方法

プロペシア(フィナステリド)やザガーロは医療機関に受診していただかないと入手ができない処方薬です。当院では、2回目以降の処方時は診察料が無料で薬代のみいただいております。1日1回の内服薬です。

  • プロペシア
    1ヵ月(28日分) 8,500円(税込)。
  • プロペシアのジェネリック(フィナステリド)
    1ヵ月(28日分) 5,400円(税込)。
  • ザガーロ
    30日分 10,400円(税込)。
    ※ザガーロは原価高騰のため、値上げさせていただきました。
  • ザガーロのジェネリック(デュタステリド)
    30日分 7,400円(税込)
  • 初回時と処方がなく相談のみの場合でも診察代がかかります。

いつでも御都合のよい日に受付時間内に受診ください。男性型薄毛(AGA)治療には健康保険が使えませんので、全額自費になります。ただし、上記の費用以外は基本的にかかりませんのでご安心ください。

5年後のあなたを想像してみてください。

プロペシア(フィナステリド)は大変効果が高い薬です。今から5年後、治療をしないで徐々に薄毛が進んでいった状態と、頭髪が増え又は進行が止まった状態を想像してみてください。もしかしたら、人生が変わっているかもしれませんね。

しかし、AGAは病気というわけではありません。体質もしくは老化現象です。ヘアスタイルも個性のひとつですから必ずしも治療が必要なわけではありません。

ただ、もしAGAを少しでも改善したいと思われる方がみえましたら、その際はきちんとした皮膚科医学に基づいて、そのお手伝いをさせていたきたいと思っております。